友人葬のお葬式(創価学会の営む葬儀)
友人葬の概要
名称 | 創価学会 |
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本部所在地 | 東京都新宿区 |
創立日 | 1930年(昭和5年)11月18日 |
概要 | 「創価」とは価値創造を意味しています。 その価値の中心である「生命の尊厳」の確立に基づく「万人の幸福」と「世界の平和」の実現が、創価学会の根本の目標です。日蓮大聖人は「自分の幸福を願うならば、まず周囲の平和を願うべきである」と述べ、個人の幸せは世界の平和・安穏なくしてはありえないと説いています。その意味で創価学会は、一人一人の幸せのみならず、真の平和・幸福社会の実現をめざしているとしています。 |
友人葬の葬儀の意味
*「友人葬」一般名詞で「友人が集まってする葬儀」のことだが、現在では創価学会の営む葬儀を意味している。創価学会は「日蓮大聖人の仏法を基調とした平和・文化・教育運動の推進団体」。
1990年以来の大石寺との対立関係の中で創価学会が唱えたのが「宗祖に直結する信仰に戻ろう」とする「平成の宗教改革」。その一環として1991年頃より葬儀に日蓮正宗の僧侶を呼ばない、在家信者および故人の友人のみによる葬儀を行うようになり、これを「同志葬」「友人葬」と称した。学会員以外の参列者も多数参加することから、一般的に「友人葬」との名称で、現在葬儀を営んでいる。
「されば過去の慈父尊霊(じふそんれい)は存生(さんしょう)=生前に南無妙法蓮華経と唱えしかば即身成仏の人なり」という日蓮の遺文(「御書」)を引き、葬儀は生前に一生懸命信心して成仏した会員に対するものとしている。
*創価学会の葬儀は、すでに成仏した故人に対する報恩感謝の念で行うのであり、僧侶を導師としないことが即無宗教葬を意味しないとされている。また、死別の悲しみを経験している遺族に、同信の友人同志が集まって送ることは悲しみを乗り越えるためであると、参列者が共に読経し題目を唱える葬儀を積極的に奨励している。
友人葬の葬儀の特徴
*導師には喪主がしかるべき幹部、または儀典部(次)長に依頼して決まる。
*戒名については、江戸時代の寺請制度の産物であり仏法の本義からは、必要ないと考えられている。
*祭壇には自宅の御本尊を安置する